2025年2月7日(金)に公開した映画『1ST KISSファーストキス』!
キャストに松たか子さん・松村北斗さんをはじめ、
監督・塚原あゆ子さん、脚本・坂本裕二さんということもあって大注目の映画です。
あらすじのネタバレと感想をご紹介します☆
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こんにちは!anoneです☆
とても楽しみにしていた映画「ファーストキス」!
気合いを入れて公開初日に観覧して来たので、
ネタバレと感想を綴りたいと思います☆
結末など重要なシーンのネタバレを含みますので未視聴の方はご注意ください!
↓この映画の詳しい情報はこちら☆
【映画1ST KISSファーストキス】ネタバレ
2024年7月10日、主人公・硯カンナの旦那・硯駈(すずりかける)は電車のホームに落ちてしまったベビーカーの赤ちゃんを助けようとして電車にはねられ亡くなってしまう。
カンナは駈と結婚して15年目だったが仲は冷めきっており、離婚をしようとしているときに駈が事故で亡くなってしまったのだった。
ある日カンナは職場に向かうため、車で首都高を走っていると天井板滑落が起き、それと同時に車ごとタイムトラベルしてしまう。
辿り着いたのは2009年8月1日、15年前のカンナと駈が出会った日だった。
20代の駈は若々しく、挙動不審になりながらも思わずときめいてしまうカンナ。
しかし2009年に生きている自分(カンナ)とは同じ空間に居合わせることが出来ないため、カンナはタイムリミットが来ると急いで車に戻り来た道を引き返すとまた元の現代の首都高に戻ることが出来た。
自宅に帰りふと昔の写真を見ると、駈の茹でているトウモロコシが皮なし→皮つきに変化していることにカンナは気付く。
これは15年前にタイムトラベルした際、若い駈に「トウモロコシは皮つきで茹でた方が美味しい!」という話をカンナが話したからに違いない!
つまり過去に戻ることによって未来を変えられる、駈を助けることが出来るかもしれない!とカンナは考えたのだった。
それからというもの、カンナは首都高の天井板滑落事故復旧が終わるまでの間タイムトラベルを利用して15年前の8月1日の駈に会いに行き、あの手この手を使ってなんとか駈が死なない未来に変えようとするがなかなかうまくいかない。
そんな時カンナの職場に昔駈の事が好きだった女性・天馬里津が訪ねてくる。
里津は「生前に偶然駈さんと町でバッタリ会った時、襟が黄ばんでいて気にかけてもらえていないんだと感じた。駈さんは私と結婚するべきだった。」とカンナに言うのだった。
カンナはその言葉を聞き、「駈を助ける方法が分かった!」と自分と結婚しない未来にするために再度タイムトラベルをして駈に会いに行く。
そして駈に里津との結婚を勧めたりするが、駈はどうしてもカンナに惹かれてしまう。
2024年7月10日 スズリカケル 亡くなる
と書かれた付箋をカンナは気付かずに過去に持ってきて落としてしまい、駈がそれを拾ってすべてがバレてしまうのだった。
カンナは駈にすべてを話し、今日これから出会う過去の自分に会いに行かないでほしいと頼みます。
自分が若くして亡くなること、カンナと夫婦になるも離婚してしまうことにショックを受ける駈であったが、カンナと出会う未来を選びたいと言います。
手を繋ぎデートをする2人。
そして教会でカンナにとっては久しぶりの、駈にとってはカンナとの初めてのキス。
タイムリミットが来てカンナが現代に戻る際、駈は「なるべく死なないように頑張ってみるよ。」と言うのでした。
現代の2人は一緒のベッドで眠り、一緒のテーブルで食事をする仲の良い夫婦になっていました。
そして運命の2024年7月10日、駈はやはり事故で亡くなってしまいます。
カンナは自宅でふと駈の部屋のカレンダーをめくると一通の手紙が見つかります。
それはカンナ宛てに駈が書いた手紙でした。
駈は自分が亡くなる日を知っていたのでその日に合わせて手紙を書いていたのでした。
そこにはカンナに対する駈の思いがしたためられていました。
思わず涙するカンナ。
そしてチャイムがなり、駈が生前注文していた餃子が届きます。
「ありがとう。」と笑顔で駈に呟くカンナなのでした…。
おわり。
【映画1ST KISSファーストキス】感想
「夫婦のリアル」がリアルでしたw名言だらけ!
主人公カンナの「恋愛はお互いの好きな所を見つけ合う、結婚は嫌いな所を見つけ合う」と言う言葉がグサッと!w
「一番の最悪は、お互い干渉しあわない“無”の状態」というボールペンを2本並べたシーンのカンナの力説もまた印象的。
でも「タイムトラベル」をして若き日の駈に事の顛末を話すことによって、駈を助けることは出来なかったけど最後まで仲の良い夫婦として過ごすことができる未来になった。
あの日からずっと駈は自分が亡くなる日を知りながら生きてきたんだと思うとちょっと心苦しいですね💦
すべてはカンナと一緒にいたいからですよね。
死にたくなかったら違う女性を選んだりすることも出来たはず。
15年前のカンナ、つまり松たか子さんが本当に若く見えたことに驚き!
あれって髪型の違いだけじゃないですよね~、特殊メイク?皮膚を引っ張り上げたりしてるのかな?w←しつれい
それに声も若干違うように聞こえた!
また現代の44歳の駈、つまり松村北斗さんも老けメイクしているのか年相応に見えました!
旦那の靴下を履きすぎなカンナが面白かったw
旦那の靴下平気で履けるってだいぶ仲が良い証拠?ですよね!わたしは無理だなw
最終的な結末はハッピーエンドではないかもしれないけど、忘れかけていた大切なものを気付かせてくれた映画でした☆
【考察】ラストの“餃子”の意味
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物語の冒頭のシーンで旦那・の死後、カンナは自宅で宅配便を受け取ります。
それは以前自分で注文した冷凍餃子でした。カンナは代引きでお金を支払います。
そして餃子を焼くも焦がしてしまい途方に暮れるカンナ、そうしているうちに職場から連絡が来て車で向かう途中に初めてのタイムトラベルが起こります。
タイムトラベルを繰り返し、駈にすべてを打ち明けることで現代では仲の良い夫婦として過ごすことが出来たカンナ。
しかし運命の日、悲劇は起こり駈は帰らぬ人となってしまいます。
そして駈の死後、カンナは自宅で駈からの手紙を見つけ読んでいると宅配便が来ます。
中身は冷凍餃子で駈が生前注文してくれていたものでした!
駈が注文したものなので、カンナが代引きで支払う必要もありません。
このように冒頭のシーンは夫婦仲が冷めきったまま駈が亡くなってしまったパターンなので冷凍餃子はカンナ自ら注文したものになっていたけれど、
最後は夫婦仲が良いまま駈は亡くなったので冷凍餃子は駈がカンナのために注文してくれていたものになっていたんですね!
この“冷凍餃子”の演出からも夫婦仲が読み取れるシナリオになっているとはさすがです!!
さいごに。
ついに公開された映画「ファーストキス」
切ないけどほっこりする、そして夫婦とはどうあるべきかと
大切なことを気付かせてくれる映画です☆