こんにちは!anoneです!待ちに待った「海のはじまり」第三話いってみよー!
ネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください!
【海のはじまり第三話】あらすじ
①プロローグ
海を呼び寄せお家の柱で身長を測ろうとする水季。
(水季)「すくすく。見てみて。半年ちょっとでこんなに。すくすく育ってます!」
「ママを超すのはいつかなー?」
(海)「うーん。ママよりおっきくなるのは難しいんじゃない?」
(水季)「そうかな。夏君背高いしいけんじゃない?」
会話をしながら水季はふとベランダの方へ行きます。
その時ふわっと風になびいたカーテンが水季の姿を隠してしまった光景を見て不安な表情になる海。
そんな海を見て悟った水季は、
「いなくならないよ。」とぎゅっと海を抱きしめるのでした。
②水季が一人で産んだ理由
家を訪ねて来た夏に嬉しそうに学校での出来事を話す海。
「ランドセルみる?」と差し出されたランドセルに海は「水季がこれにしたの?」
と尋ねると、海は「海に選ばしてくれた。」と答えます。
はしゃぎ疲れて寝てしまう海。
「夕飯おうどんでいい?目が覚めてまだいたら喜ぶから。」と夏に夕食を食べていくように促す朱音。
夕食の準備を手伝う夏に、水季に対する思いを語る朱音。
朱音は今年70歳で水季を42歳産んだこと、不妊治療のすえにやっとできた子だったことを語る。
(朱音)「水季は(妊娠のこと)なにも相談してくれなかった。やっぱり産むからってそれだけ。」
「父親に知らせないのは選べないからって。」
「その人私が産むって決めたら、じゃあ父親になるって絶対言うからって。」
「他の選択肢を奪いたくないって。」
だから頼りないとか他に人がいたからとかではないと夏に教える朱音でした。
③親になる練習
夏から電話を受けた母・ゆき子は、父・和哉と弟・大和に夏から家族全員に話があるから集まってほしいと言われたことを告げる。
弥生との結婚報告に違いないと盛り上がる月岡家なのであった。
一方、海の誕生日に一緒に過ごすことになった夏は弥生を連れて南雲家を訪れる。
海は弥生から誕生日プレゼントを受け取り、早速明けると中身ピンクのイルカのぬいぐるみでした。
「ありがとう!ピンクの初めて見た!」と嬉しそうに弥生と会話する海に朱音は複雑は表情を浮かべるのでした。
朱音は夏を呼び寄せ、何かあった時のためにと母子手帳と保険証などを夏に渡す。
「不安になるでしょ、何かあったらって言われちゃうと。」
「練習っていうのは嫌だけど、でも練習してください。」
「親って子供の何を持っていて何を知らないといけないのか。」と諭す朱音。
④水季のいない図書館
海の希望で水季が働いていた図書館に行くことになった三人。
海を真ん中に手を繋いで歩いてると、
弥生が「どうしよう、これ写真撮ってほしいやつだ。三人のこのかんじ絶対憧れのやつになってる。」と言うのでした。
訪れた図書館で夏たちは津野に出会います。
「彼女さんですか?南雲さんとタイプ違いますね。」
「二人で育てるんですか?無責任とか言われません?」と言う津野に、
「すみません。」と何度も返す夏。
夏は海が津野に会いたかったみたいだと言うと、
津野は海が自分に会いたがったことはない。自分は水季のシフト調整や海を預かったりしていただけだと。
そして今度は津野が「すみません、感じが悪くて。まだ感情がぐちゃぐちゃで。」
「海ちゃんが望むことならなんでもいいんです。誰が親やっても、誰と暮らしても。」
「母子手帳って見ました?いろいろ書いてましたよ。」と言うのでした。
夏が母子手帳を眺めていると海が「ママの字だ!」と話しかけてきます。
夏は海に「ずっとここで待ってたの?大丈夫?ママのいないここに来たの初めてでしょ?」
と心配すると、「(母子手帳)読んで!」と話を変える海。
遠目で夏と海の姿を見つめる弥生に津野が話しかけてきます。
「疎外感すごいですよね・・・。自分は外野なんだって自覚しますよね」と。
弥生は「確かに外野ですね。」と子育て本を握りしめるのでした。
⑤朱音の気持ち
寝てしまった水季をおんぶして南雲家に帰宅する夏たち。
朱音の「どうでした?」という問いに「楽しかったです。」と答える弥生。
朱音は表情を曇らせ「子供産んだことないでしょ?大変なの、産むのも育てるのも。」
「水季もそう。産みたくて産んだし。もっと育てたかったの。」
「悔しいの。水季がいたはずなのに。」と胸の内を語る朱音。
弥生は「でも・・・、本当に楽しかったです。ありがとうございました、私まで一緒に。」と答えるのでした。
⑥海の空元気
後日海は朱音と夏と弥生がいるアパートへ遊びに来ます。
「海が来たがったし、こちらで買い物があったからちょうど良かった。」
「この前のあれ気にしないでください。大人でもまだ気持ちがぐちゃぐちゃしちゃうでしょ。」と言う朱音。
それに対し、「海ちゃんは家でも元気なんですか?」と海を気に掛ける夏でしたが、
「元気ですよ。ねぇ・・・。」と言うだけで行ってしまった朱音なのでした。
宿題をする海を見守る夏でしたが思わず問いかけます。
「学校楽しい?お婆ちゃん家は?」と。
海は「楽しい!」と笑顔で答えます。
「なんで元気なふりするの?水季死んで悲しいでしょ?なんで?泣いたりすればいいのに。」
「元気ぶっても意味ないし。水季が死んだことから気そらしたってしょうがないし。」
「悲しいもんは悲しいって吐き出さないと。」と横でフォローする弥生を無視して夏は海に問いただします。
次第に涙が頬をつたう海。
「頑張って元気にしてたんだね、えらいよ。」とハンカチを差し出す弥生でしたが、
海は夏に駆け寄り、しがみついてわんわん泣くのでした。
夏もそんな海を優しく抱きしめ一緒に涙を流します。
朱音が手土産を持って海を迎えに来ます。
弥生に「二人の時間奪っちゃってるから二人で食べて。」と渡します。
楽しそうに会話をしている夏と海をみつめる朱音。
「夏君は何人家族?」と尋ねる海。
「4人。でも父親と弟とは血がつながっていなくて。」
「だから他人なんだけど、でも今は本当のお父さんと本当の弟。分かる?」と夏が問うと、
「2人いるんでしょ、本当のパパ。うん、分かった。」と海が答え、微笑みあう二人なのでした。
⑦約束
夏から朱音に「今日早く(仕事が)終わりそうなので行ってもいいですか?」と電話が来ます。
海に会うことに積極的な夏に朱音は「気持ち固まったってこと?父親やるって。」と問います。
海岸で夏が待ってると、海が朱音たちの車でやってきました。
「夏君ー!」と嬉しそうに駆け寄り抱きつく海。
夏が持っていたカメラで写真を撮った海は「見して!」と言いますが、
「フィルムだから見れない。今度会うとき。」と夏が言うと、
「今度?」とまた会えることを嬉しそうにする海。
そんな海に夏は問いかけます。
(夏)「ねえ、『パパいつ始まるの?』って聞いてくれたけど始めてほしいってこと?パパになってほしいってこと?」
(海)「ううん。夏君、パパやらなくていいよ。でも・・・、いなくならないで?」
「ママとパパ、一人ずつしかいないから。だからいなくならないで。」
(夏)「パパだからいなくならないでほしいけど、パパやらなくていいってこと?」
(海)「うん。」
(夏)「ごめん、パパやるって何?」
(海)「わかんない」
(夏)「俺も分かんないんだよね。育てるとか認知するとかって簡単に決めるのも無責任な気がするし。」
「水季の代わりにはなれないけど、一緒にはいれる。」
(海)「じゃあいて。」
(夏)「分かった。」
約束を交わす二人なのでした。
以上が第三話の大まかなあらすじです!
水季が夏に出産を明かさなかった理由
ずっと気になっていた、「水季がなぜ夏に内緒で出産することにしたのか」という理由が朱音によって明らかになりましたね。
「選べないから。」
まさに水季らしい理由ですよね。
“自分で選択する”ということを大事にしている水季ですから、夏にもそうしてほしかったのでしょう。
夏は自分のやりたい事などを犠牲にしてでも、父親になると言ってくれることは想像出来たから黙っていた。
水季は自分勝手だなと感じる反面、相手のことを思いすぎてるのかなとも思います。
朱音の本音
朱音が今年70歳で不妊治療の末、42歳の時水季を産んでいたという過去があったとはちょっとびっくりしましたね!
「ようやく授かって産んだのに、遠くへ行ってしまった。」と話す朱音がとても切なかったです。
そして今回朱音が弥生に風当たり強かったシーンも印象的でした!
海の母親役をやろうとしている弥生を見るのが複雑なんですよね、そこには水季がいたはずなのに。
水季だってもっと海を育てたかったのに。
そんな思いからついつい弥生に厳しく当たってしまった朱音です。
しかしそんな弥生も出産出来なかった辛い過去がありますからまた複雑ですよね。
“外野”な弥生
今回もキーワードがいくつかちりばめられていましたね。
「元気」、「いなくなる」、「外野」、「無責任」などの言葉がよく出てきました!
特に「外野」はとても印象的だったかなと思います。
夏・海・弥生の3人で手を繋いで歩いてる場面で、弥生は「(外野から見て)絶対憧れるやつだ!」と喜びますが、
図書館で夏と海の間に入れずポツンとしてしまったり、
夏が海に厳しく諭す場面では差し出したハンカチをスルーされてポツンになってしまいます。
夏と海がどんどん距離を縮める一方、弥生はどこか仲間に入れず孤独を感じる場面が出て来てしまっています。
夏の意外な場面
今回のハイライト場面かなと思えるのは、夏が海に厳しく諭す場面ではないでしょうか。
今までは積極的な海に対して、少しおどおどした態度で接していた夏でしたが、
海が母親を失った悲しみを隠して無理して元気に振舞っているのに気付いた夏が、
「我慢しちゃダメだよ!泣いてもいいんだよ!」と一緒に泣きながら海を抱きしめる場面です。
今までは一方的に海が夏に抱きついてましたが、今回は夏もぎゅっと優しく抱きしめていましたね。
夏が海を受け止めようという心の現れでもあるかのようです。
第四話予告
まとめ
今回は夏が積極的に海と距離を縮めようとしているのが印象的な回でした!
それと同時に弥生が“外野”になってしまっているのも強調されてしまい可哀想なかんじにも。
来週の予告によると、ついに弥生の過去が自らの口で語られるみたいですが衝撃的な場面も!?
次回もお見逃しなく☆